南シナ海の問題

 
ベトナムが、中国の横暴に反発しています。
一方中国は、パラセル(西沙)諸島、スプラトリー(南沙)諸島など、南シナ海の領有権を主張しています。

外部から見るとよく分からないかもしれません。

次の地図に、中国、ベトナム、フィリピンが主張する管轄海域を示しました。
(赤:中国、青:ベトナム、黄:フィリピン)
私が資料を見ながら手書きで線を引いたので、緯度・経度に多少のずれがあるかもしれないが、その点はご容赦戴きたい。

南沙諸島B62

中国(赤線)が、如何に理不尽な主張をしているか、分かりますね。
南シナ海のほとんど全域です。
海中に眠る資源が狙いでしょう。

ベトナムもフィリピンも、中国の横暴に対して怒っています。

パラセル諸島は、ベトナム戦争終了後(米軍撤退後)中国が占領。
スプラトリー諸島は、(ピナツボ火山噴火で基地が使えなくなり)フィリピンから米軍が撤退後、中国が占領。

もちろん、尖閣諸島や沖縄も、これらの問題の延長線上にあります。

狙われる沖縄
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-396.html


なお、下記のサーチナは、中国のメディアです。

中国の側から論評しています。
被害者(ベトナム)と加害者(中国)を入れ替えれば、文脈がすんなりと読めます。




ベトナムの抗議に反論 中国「正常な活動
2011.5.28 23:37  産経ニュース

 中国外務省の姜瑜副報道局長は28日、ベトナムが南シナ海で調査活動中、中国側から妨害を受けたなどと抗議した問題について「中国の行動は、管轄海域での正常な監察活動だ」と反論する談話を出した。

 ベトナム側の報道によると、同国沖合の南シナ海で26日、探査船が調査活動中に中国の監視船から妨害を受け、関連設備が損傷するなどの被害が出た。ベトナム外務省は、在ベトナム中国大使館に抗議し、再発防止などを求めていた。

 姜副局長は「ベトナム側の活動は、南シナ海での中国の権益と管轄権を損なった」と批判。一方で「中国は南シナ海の平和と安定に努力している」とし、適切な解決方法を探る意向も示した。(共同)



ベトナムが実弾射撃の写真公開、中国メディア猛反発=南沙諸島
2011/06/16(木) 10:00 サーチナ

  ベトナム当局は14日、国営通信社を通じ、南沙諸島(ベトナム名:チュオンサ/英語名:スプラトリー)で13日に実施した実弾演習の写真を公開した。中国メディアは同件を大きく取り上げた。中国でベトナムに対する反感が改めて高まる可能性がある。

  ベトナム当局は、自国が実効支配している島から、兵士が銃機関砲を使い“敵”に対して射撃をする様子などを公開した。ベトナム側は「今回の演習は、最近になり中国との間で発生した事態とは無関係」と説明したが、中国メディアは「背景に、両国の対立激化があることは明確だ」と反発した。

  中国メディアはさらに「ベトナムが過激な行為を繰り返していることには、国民の注意を外部にそらそうという、政治的目的がある」、「摩擦がこれ以上高まれば、『銃が暴発』する可能性も高まる」などの、中国人専門家の意見も紹介した。

  中国政府・外交部は14日の記者会見で南沙諸島の問題について「話し合いによる解決を望む」など自国の方針を示すだけでベトナム非難は避けるなど、抑制的な姿勢を示した。しかし、中国内部では共産党内部、政府と軍、軍内部など、さまざまな意見が存在している可能性が高い。現在の中国にはかつての毛沢東やトウ小平のような「絶対者」が存在せず、国家意思の統一も、そう簡単ではなくなったと考えてよい。(編集担当:如月隼人)



資源判明して他国が分不相応な欲出した…南沙問題などで中国論説
2011/06/14(火) 18:23 サーチナ

  中国の解放軍報は14日、ベトナムやフィリピンとの対立が激化している南沙諸島など南シナ海の問題で、「古来から自国領」と主張する論説を発表した。文中で、1968年に南シナ海に石油自然が存在することが明かになってから、それまで中国の領有に異議を唱えなかった周辺国が「分不相応な欲」を出し、主権を主張するようになったと説明した。

  論説は、「秦・漢の時代から中国の民は南シナ海への航路を開発し、漁業や通商を行っていた」、「島嶼(とうしょ)は唐代に中国領になった」、「明代にも行政管轄の対象になり、官員を派遣して巡視させた」などと主張。

  1920年代から30年代には(南シナ海の島に)日本人やフランス人が来て経済開発をしたので、当時の中国政府は抗議した。第2次世界大戦中は日本が占領した。戦後、中国政府は軍艦を覇権して(日本人)を撤退させ、南シナ海の島を広東省の管轄とした。

  論旨は「国際法上、この行為は主権の表明だ。当時、周辺国は異議を唱えなかった」などと論旨を展開。

  論説によると1968年に国連の関係機関が「南シナ海には豊富な石油資源が存在する」との報告を発表するまで、南シナ海の情勢は極めて平穏だった。ところが報告が出された後で、南シナ海の周辺こんなが次々に島嶼部の主権を主張するようになった。一部国家が島を占領する事態も起こり、中国との間に領土問題が発生することになった。

  論説は「南シナ海で紛争が発生したのは、関係国が石油と天然ガスに対して分不相応な欲を持ったため」と主張した。

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◆解説◆
  中国は、日本が実効支配している東シナ海の尖閣諸島も「古来から自国の領土」と主張している

  尖閣諸島は日本人の古河辰四朗が1884年ごろ、初めて開発に着手したが、中国政府は異議を唱えなかった。日本政府は1895年に尖閣諸島を日本領に編入することを閣議決定。官報などで公表しなかったなど、手続き上かなり大きな問題はあるが、日本の支配が明らかになっても中国政府は特に抗議をしなかった。

  第二次世界大戦終了後の1951年、サンフランシスコ講和条約で、尖閣諸島が沖縄の一部として米国の施政下に組み込まれることになったが、国共内戦に敗れ台湾に逃れた中華民国政府(日華平和条約)も、北京で政権を樹立した中華人民共和国政府(人民日報など)も尖閣諸島が沖縄諸島に属すると認めていた。

  1969年と1970年に、国連による海洋調査で、尖閣諸島周辺に大量の石油が埋蔵されている可能性が指摘された。1971年4月、中華民国(台湾)が公式に尖閣諸島の領有権を主張した。同年12月、中華人民共和国が初めて、尖閣諸島の領有権を主張した。(編集担当:如月隼人)





強い国同士だと、直接的な戦争は起こりにくいですが、一方が弱い場合、かえって起こりやすいものです。
突発的に戦争が始まるかも知れません。

でもベトナムが強気でいられるのも、裏に米国がいるからです。
米国は戦争を望んでいます。
経済の活性化と、旧型兵器や弾薬の在庫整理です。

米国の裏にも中国の裏にも、戦争をけしかけたい闇の勢力があります。
ろくフェとロス茶です。

領土問題は、両者に利用されます。
何とも複雑です。

 
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