空洞構造効果の正体
昨年の12月に、私はこんな記事を書いていた。
ケイミズモリ氏が書いた本の、内容の紹介である。
荒唐無稽な内容であり、にわかには信じられないものであったのが、いまその謎が解けた・・・。
まずは、以前の記事を全文、再度掲載しよう。
空洞構造効果は、同じロシアの昆虫学者が発見した効果である。
昆虫の反重力と同じ項目内にかかれており、反重力を得るための仕組みを示したものである。
空洞構造効果
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-860.html
先日から紹介しているトンデモ科学を今日もひとつ。
情報の原典は、ケイミズモリ氏である。
空洞構造効果という不思議な現象があるらしい。
ロシアの教授が発見した。
元々は、ハチの巣を取り扱っている時に経験した不思議な感覚でだそうだ。
(そうとは知らずに)蜂の巣のそばにいると、強い不快感があった。
原因を探していると、ハチの巣に辿り着いた。
さらに調べていくと、人工的なものであっても、空洞をもつ物体に同じような感覚があった。
植物の成長を早めたり、時計や電卓が正常に作動しない現象が発生するのだそうだ。
(以下抜粋)
眠りに落ちようとすると、突然目に閃光を感じ、夜空に光が走っているように感じられた。口の中では金属的な苦さを感じ、耳鳴りもした。心臓の鼓動が激しくなり、強い不快感を感じた。
「不快感」というと、何とも科学的には評価しにくい現象ではある。
トンデモ科学と片付けるのも簡単なのではあるが、気になったのはこの構造である。
同じようなサイズの筒を集めたらどうなるであろうか?
これは間違いなく、特定の波長の音や振動、その他の波動を集めるのである。
笛と同じなのである。
先日、低周波音を大量に浴びると健康被害が出ること、また上手に使えば健康回復に使えることについて書いた。
音を出さなくても、同じような現象があるのかもしれない。
そんなイメージで捉えている。
いずれにせよ、波動が果たす役割が、我々の想像を越えるものであるかもしれないことを示唆している。
そういえば最近、私が毎夜のごとく、夢で唸らされているのも事実である。
ケイミズモリ氏の本を買って、ある材料を買って組み立ててから、多忙のため放置していたのである。
まぁ、これは当てにはならないが。
さて、この空洞構造効果を、科学的に試してみようかと考えている。
検証には、しばらく時間がかかろう。
何か変化があれば、またその頃に記事にでも書こうかと思う。
http://www.keimizumori.com/articles/grebennikov.html
空洞構造効果
グレベニコフ教授は、プラスチック、紙、金属、木によって人工的に蜂の巣を作ってみた。そこで分かったことは、不思議な感覚が得られるのは、蜂のような生物が自然に作ったから生み出せる現象なのではなく、大きさ、形状、数、配列に依存することだった。
蜂の巣のような空洞構造を人工的に作り出し、そのフィールドにおいて植物の成長差を調べてみると、空洞構造のフィールドを利用した方が成長が早まるという実験結果が出た。そして、植物の根が生える方向は、空洞構造の蜂の巣や人工物から離れる方向に向かうことも分かった。

空洞構造のフィールド内に時計や電卓を置くと、正常動作しない現象も発生する。また、空洞構造のフィールドから離れても、距離に応じてその効果が減衰するという訳ではなく、何か不可視のシステムがあるという。
さらに、空洞構造のフィールドをどこかに移動しても、たいてい数分間(長い場合は数ヶ月間)は元の場所で効果を残し、新しく移動した場所で効果を得るのにやはり数分の時間差を要することである。これを彼は「幻影」現象と呼んでいる(注、ファントム・リーフ現象と似ている点は興味深い)。
グレベニコフ教授が発見した空洞構造効果は広く知られ、ノビシビルスク郊外の農業生態学美術館では、ミツバチの巣を入れた箱を頭上に設置した椅子が展示されており、空洞構造効果を体験できる。
頭上10~20cmぐらいにミツバチの巣が入った箱が来るように、椅子に腰掛け、10~15分ほど待つと、誰もが不思議な体験を出来るという。因みに、ミツバチ以外の蜂の巣を利用した場合は、最初の2・3分間は人に不快感を与え、決して人間にとってポジティブなエネルギーを受け取れるものではないという。
他にも簡単に空洞構造効果を体験する方法がある。図のように、1枚の紙に10個の折り目を入れて、アコーディオンのように計20面できるようにする。暗い色の紙は避けたほうが良い。それを計7枚作くる。底に置いた紙に時計回りに30度回転させて2枚目を接着剤で固定し、さらに2枚目から同様に30度時計回りに回転させて3枚目を接着固定する。そのようにして、全部で7枚重なったものを作った後、その上部や下部に手のひらをかざしてみたり、頭上に浮かぶように固定してみる。すると、蜂の巣から得られるのと似た空洞構造効果を体験できる。

本には、空洞構造効果を体験できるものとして、紙チューブの束も挙げられている。
大きな図がついているので、蜂の巣と同じくらいの効果があるのだろう。
そして、上図のアコーディオンのような紙。
これらはまさしく、円偏光を惹起(じゃっき)させるものだ。

紙チューブの場合は、チューブ切り口に対して斜めに入った光が、反射を繰り返して下まで到達する。
反射光は偏光なので、結果としてチューブ内壁を回るようにして、擬似的に円偏光が生じるのだろう。
蜂の巣の六角形構造も、まさに同じように、内壁で反射を繰り返し、擬似的な円偏光となる。
また、アコーディオンは、その折り目の部分で、偏光を生じさせる。
下図中央のように、折り目の部分に垂直な振動のみを通過させる。
30度ずつ角度をずらして、紙を7枚重ねるということは、やはり同じく擬似的に円偏光を生じさせることにほかならない。

一見何の関わりもなさそうな各物体。
円偏光という共通のキーワードがあるではないか。
ケイミズモリ氏の内容。
半信半疑だったが、俄然信憑性を帯びてきた。
本には、飛び(浮き)上がる蛹(さなぎ)についても、紹介されている。
ヒメバチに分類されるハチの蛹だそうである。
大きさは長さ:3mm、幅:1.5mmほどの小さなものである。
光を当てると、瞬間的に数cmほど、浮き上がるのだそうだ。
容器の底を蹴って飛び上がるのではない。
ふわっと浮き上がる。
底に柔らかな綿を敷いても浮き上がったから、蹴ったのではない。
そもそも蛹なので、昆虫自身は動けない。
それが光により、浮き上がる・・・。
さて、さっそく現在、アコーディオンの試作品を製作中である。
ぜひとも、反重力を再現させてみたいと思っている。
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