私の考える錬金術 (その1)

 
こちら山陰の海岸は、砂浜がきれいです。
こんな感じですね。

(ウィキペディアより)
琴ヶ浜

さらに、場所によっては、鳴き砂という現象が観察されるそうです。
粒のそろったきれいな石英質の砂でないと、音は鳴りません。

まぁ、私の近所ではそこまではないし、おまけに、韓国からのゴミが結構大量に…。
とはいうものの、全体的には、まだまだかなりきれいな方だと思います。



さて先日、近所の海へ、魚釣りに行ったんですが。
今の時期、キスや小鯛がよく釣れます。

そんな中、ふと見ると、砂浜に伸びる黒い帯。
50cm×10mほどはあります。

砂鉄です。
子供の頃、よく採ってきて、磁石で遊んだことを思い出しました。

川から運ばれてきて、それが潮の流れや波や風の働きで、一定の場所に堆積するのです。
厚さは1~2cmはありました。

それこそ、バケツに何杯も取れそうな量です。
昔の人はこの砂鉄を集め、製鉄に使っていたんですね。

【たたら吹き】です。
強靭な日本刀の製作には、このたたら吹きで作った鉄が、欠かせませんでした。

かつてこの地を治めた尼子氏は、鉄と銀を支配することで、その勢力を広げました。
鉄は明や朝鮮へ輸出し、銀は貨幣として用いたのです。

戦国時代の話です。



そんなことを考えているとき、ふと、ある疑問が浮かびました。

でもいったい何故、砂鉄は砂鉄なんだろう??
いや、禅問答ではありません。

何故、砂状なのか?
そういう疑問です。

鉄鉱石と呼ばれるように、普通自然界では、鉄は岩石として見つかるものなのです。
そうでない鉄は、赤錆(Fe2O3)となります。
こちらは色が違ううえ、砂状ではなく粉状です。

そうするうちに、突然でしたが、ふと閃(ひらめ)いたのです。

もしかして、これが、、、
いや、そうに違いない、と。

砂鉄 (ウィキペディアより)


砂鉄(さてつ、iron sand)は、岩石中に含まれる磁鉄鉱等が風化の過程で母岩から分離し、運搬過程で淘汰集積したもの。

主に磁鉄鉱、チタン鉄鉱よりなる。黒色(四酸化三鉄)を呈し、時々褐色(酸化第二鉄)がかっている。磁鉄鉱を含むため、磁石に吸いつく。

風化、堆積の過程の違いにより、残留鉱床あるいは漂砂鉱床をなす。漂砂鉱床は海岸あるいは川岸など平坦地に堆積したものである。中国地方に産するものは主に山砂鉄で、残留鉱床である。

古くは製鉄の主原料であった。現在はその地位を鉄鉱石に譲ったとはいえ、日本刀など、たたら吹きによって製鉄される玉鋼(たまはがね)の製作においては、現在でも欠かせない材料である。 ただし、不純物のチタンのため高炉による製鉄には不向きである。かつて製鉄所などで、原料の国産化を図るため高炉で製鉄する実験が行われたが、出銑口に詰まりが多発し、近代製鉄原料には不向きなことが知られている。

日本においては、西日本(とくに中国地方)で古くから山砂鉄が採掘された一方、太平洋戦争前後には東日本の漂砂鉱床で砂鉄鉱山の開発が見られた。北海道、青森県(淋代海岸)、千葉県などで漂砂鉱床が採掘されており、磁力選鉱で純度を高めた上で近隣の製鉄所に運ばれた。東日本の砂鉄はチタンを含有している場合も多く、地下資源が逼迫する中、チタンの原料鉱石としても用いられていた。時代の趨勢によって現在は全ての砂鉄鉱山が閉山しているが、鳥取県では玉鋼及び日本刀製造技術の保存・伝承を目的として限定的に山砂鉄が採掘されている。

日本では太平洋岸よりも日本海岸の方が良質の砂鉄が採れるとされる。

中国地方の砂鉄

出雲地方は「たたら製鉄」ゆかりの地であるが、当地では周辺地域に産する砂鉄を2種類に呼び分け、その性質に応じて適宜使い分けてきた。

一般的には、山陰側(山陰帯)の磁鉄鉱系列花崗岩に由来する砂鉄は純度が高く、「真砂(まさ)砂鉄」と呼ばれる。いっぽう、山陽側(領家帯)では花崗岩はチタン鉄鉱系列であり、ほとんど砂鉄を含まないが、安山岩、玄武岩などの火山岩に由来する「赤目(あこめ)砂鉄」を産出する。純度は高くないかわりに加工のしやすさが特長であるという。

道後山山頂付近の大池はかつて砂鉄を採掘した跡であると推定されている。




そう、この砂鉄。
組成式は、Fe3O4

どこかで見たことがあります。
私のブログの記事でも、触れたことがあります。
覚えている人がいるかも知れません。

そう、これです。
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-2061.html

山本説-1
上の図の一番下にある化学反応式。
Fe3O4は、鉄と水が反応した時にできる産物なのです。

このときに、原子状水素(H)が発生します。
これが核融合し、地震発生のエネルギーとなる。
そんな趣旨でした。



なお、先ほどの疑問。
砂鉄は、何故砂鉄(砂状)なのか??

それは、結晶の成長が速かったから。
すなわち、短時間のうちに成長したため、大きくはならなかった。

これは、塩水を乾かしてみれば分かります。
速く乾かせば小さな結晶となり、ゆっくりと乾かせば大きな結晶となります。
塩水の温度低下が速い場合も同様です。

化学の世界では、基本的な現象です。

一方、身近な塩水では(実験ができないので)当てはまりませんが、圧力の場合でも同様です。

急激に圧力が低下したとき。
この時、結晶は小さくなります。

それに対して、比較的ゆっくりと圧力が低下した場合。
たとえば、大量の高圧下溶液が、大きな岩の割れ目を通ったような場合です。

この時、結晶は大きくなります。
これが熱水鉱脈と呼ばれるもので、金や銀その他希少金属の有望な鉱脈となります。

砂鉄が砂鉄(砂状)なのは、前者(急激な圧力低下)だった可能性を暗示を示しています。
川を流れるうちに砕けて細かくなったのではなく、元から小さかった。

ウィキペディアにもあるとおり、中国地方では山砂鉄が産出されます。
山で砂鉄が観察されるのは、そういうことですね。




さて、この原子状の水素。
他の元素(原子)と核融合することもありうるわけです。

以前、ケルブランの元素転換の紹介したことがあります。
ケルブランの提唱するメタル・ループと呼ばれるループです。

ポイントは、Hまたはαの増減により、元素転換が起こりうるという仮説です。


http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page283.htm
2008/2/24   < メタル・ループ >

次にメタル・ループを示す。これで四つのループが出揃ったことになる。
αはアルファ粒子、Hはもちろん水素である。メタル・ループに関しては、ケルヴランは次のように述べている。
メタル・ループ
「メタル・ループは必ずしも全て実証されているわけではないが、遷移金属における元素転換の可能性を示唆するものである。ここでは特にアルファ粒子との反応が支配的な役割を果たしている。ただし同位体が複数ある元素については、その中の一つが当てはまる反応となっている。またこのループよりV + C=Cu、Cr + C=Znという反応も考えられる。」

 メタル・ループに関係した太枠の金属は、常温核融合との関連でも非常に重要なものである。電気分解での電極上に、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、銅(Cu)その他が出現するからである(これは常温核融合の本を読めばわかる)。
なぜなにも無かったところにこれらの元素が忽然と出現するのか?現在の常温核融合研究ではその理由が分かっていないのであるが、メタル・ループは一つのヒントを与えることになるかもしれない。アルファ粒子(α)の介在も関係している点が他ループと大きく違っている。

 メタル・ループは横の並びは周期表と同じだが、縦の2段の関係は周期表とは違っているので注意されたい。周期表をみればループの配置はすぐに理解できる。

 アルファ粒子の観点は<ケルヴランの「生物学的元素転換」 No.2>で見た小島博士の指摘とも大きく関係していると思われる。

 ケルヴランは、多岐にわたる生物学的元素転換を三つに分類している。
一つ目はある元素の原子核が水素原子核(陽子)と結合・分離する反応、二つ目は炭素原子核や酸素原子核が核子クラスターとして介在する反応、三つ目はアルファ粒子が吸収・放出される反応である。
Z±Hの反応をエリジオン、Z±CやZ±Oをリエゾン、Z±αをアンシェヌマンと呼び、それらの反応における核子クラスターの結合をフリタージュ、また分離をクリベージュと呼んでいる。

「・・個々の元素転換には統一性がないように思われるが、アルファ粒子を軸に見ていくとおのずとその法則性が明らかになってくる。」と述べ、アルファ粒子単位やまた魔法数(マジックナンバー)の視点から原子核の安定性を強調している。

参考文献 「生物学的元素転換」(ルイ・ケルヴラン著、高下一徹訳、朔明社) p.58-59



下図は周期律表。

(ウィキペディアより)
周期律表

上図のメタル・ループは、この周期律表での上から4段目における、元素の相互転換を示しています。

ケルブランは、生物学的な元素転換についてのみ、述べています。
物理学的な元素転換については、示した資料からは読み取れません。

自然界に存在する水素原子。
こんなに豊富にありながらも、自然界では核融合が(稀にしか)起こらない。

この原因は、原子状の水素が、天然にはほとんど存在しないためです。
分子状の水素や、他の元素と化合した水素ではだめなのです。

原子状でないと反応しないのです。
だから、核融合は起こらないと、信じられているわけです。

私はそう思います。

この稀に起こる原因というか媒体というか、生物に求めているわけです。
実際に大きな可能性を秘めているはずだと、私も考えます。



さて、この元素転換のメタル・ループ。
もちろん、これは他にも応用できるはずです。

5段目にある銀(Ag)、
そして、6段目には金(Au)が。

ただし、Hまたはαの増減により、近隣の元素から転換する。
この一文は、若干ながら私の見解とは異なります。

α粒子については、増減ではなく減のみ。
そして、電子も減じます(β崩壊)。

増についてはヘリウム(He)。
そうしないと、電子の数が合いません。

このヘリウム。
化学的には安定だと考えられていますが、物理学的には元素転換しやすいorさせやすい元素だと私は推測しています。
理由は後述します。



私の考える錬金術。
水銀から作ります。

これは以前の記事でも触れたことがあります。
空海の錬金術です。

金の場合、水銀(200Hg)に原子状水素(1H)を融合(元素転換)させるとタリウム(201Tl)になる。

だが、このタリウム(201Tl)は、自然界には存在しない。
ということは、おそらく不安定。

したがって、自然にα崩壊(4α)したうえでさらに電子を2つ放出し(ベータ崩壊)、金(197Au)になる。

(ウィキペディアより、クリックで拡大)
金・水銀・タリウムの同位体

          陽子数  電子数  中性子数
水銀(200Hg)     80個  80個   120個
原子状水素(1H)    1個   1個   0個
タリウム(201Tl)   81個  81個   120個
α粒子          2個   0個   2個 
β粒子          0個  1個×2  0個
金(197Au)      79個  79個   118個  

あとは、元素転換反応の温度や圧力、そしてその変化の度合い。
これらの条件を最適化すれば、水銀が金に変わる。

まさに錬金術です。
グラム10円に過ぎない水銀が、グラム4000円の金に…。(うほほ!)

ほかの材料である鉄や水は、ほぼ只にちかいです。

まぁ、この同位体(200Hg)の存在比率や、ほかの同位体から他の希少金属に変わったりもするだろうと思われるので、これ以下かも知れませんし、場合によっては、これ以上の価値が出るかも知れません。

いずれにせよ、100倍近い価値に生まれ変わります。
というか、事実であり量産化できれば、金の価格が暴落しますが。
(注:これは中央銀行というシステムを崩壊させる武器にもなります)

この元素転換反応は、おそらくかなり簡単に行えるのではないかと思います。
難易度は、電極に電気を流すのと、そんなに変わりません。
ただし、収率を考慮しなければの話ですが。



さきほど触れた空海の錬金術。
これが、このストーリー線上に、昇ってきます。

空海の父親。
佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)というそうです。

この人物、実は砂鉄の権益で勢力を伸ばしたのだそうです。
だから空海にとって、砂鉄は身近なものだったのです。

窯の中で炭とともに蒸し焼きすれば、砂鉄は還元され鉄になります。

水銀も錆びます。
酸化現象です。

他の金属と同様です。
水や塩類が原因となります。

錆びたら色が変色し、価値が下がります。
おそらく空海は、これに困ったのでしょう。

これを防ぐためには、錆びやすいものを容器に入れておくことです。
身代わりになって錆びるので、水銀がきれいな状態で保たれます。

あるとき、水銀の上に鉄片をおいてみた。(鉄の方が軽いので浮かぶ)
ときどき、かき混ぜたりした。
すると、水銀の劣化は防げた。

水銀は金メッキをする際に、溶媒として使います。
金を水銀に溶かし、水銀を蒸発させるのです。
実際に奈良の大仏は、こうして作られました。

さて、この劣化の防げた水銀。
あるとき、空海が使ってみた。
すると、水銀を蒸発させたとき、そこにはなかったはずの金を目にした。

だいたい、こんな展開だったのではないかと推測しますが。



さて、少々長くなったので、続きは次回とします。
元素転換の理論(仮説)については、竜巻モデルを示しながら、そこで説明することとします。

 
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 伝えたいこと - ジャンル : 日記

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

賢者の石

錬金術の賢者の石はどのようなものだと思われますか?

Re: 賢者の石

> 錬金術の賢者の石はどのようなものだと思われますか?

中世ヨーロッパでの錬金術は、あちこちであれこれと試みられていたようですが、結局誰も成功しなかったのだと思います。
もし成功していたら、ヨーロッパ産の金が、もっとはるかに大量に出回っているはずです。
したがって、賢者の石は空想の産物に過ぎなかったのではないかと、私は思いますが。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

コメントの投稿

現在の閲覧者数: free counters