米上院予算案否決 政府機関一部閉鎖も

 


米上院予算案否決 政府機関一部閉鎖も
10月1日 7時43分 NHK


米上院予算案否決 政府機関一部閉鎖も

アメリカで10月以降の予算が成立せず、政府機関の一部の閉鎖が現実味を帯びている問題で、与党・民主党が多数を占める議会の上院は30日、野党・共和党が多数を占める下院から送られたオバマ政権が推進する医療保険制度改革の延期を盛り込んだ暫定予算案を否決しました。

このまま与野党が歩み寄ることができなければ、政府機関の一部の閉鎖は避けられなくなるとみられます。

アメリカの予算は、議会の上院と下院の双方で可決されることが成立の条件ですが、1日から始まる新たな年度の予算は、上院で多数を占める与党・民主党と、下院で多数を占める野党・共和党が対立し、成立していません。

議会の上院と下院は互いに相手の暫定予算案を拒否する攻防を続け、予算が成立するめどは立っておらず、1日からの政府機関の一部の閉鎖が現実味を帯びています。

この攻防で、オバマ政権が推進する医療保険制度改革の延期を狙う共和党が多数を占める下院は、先月29日、医療保険制度改革を1年延期し関連予算を除外する案を可決して上院に送りました。

これを受けて、民主党が多数を占める上院は、30日午後(日本時間の1日未明)、本会議を再開しましたが、冒頭に下院の案を否決しました。

下院の共和党は今後の対応を協議していますが、与野党に歩み寄りがなければ、政府機関の一部の閉鎖は避けられず、閉鎖されれば、およそ18年ぶりの異例の事態となります。

アメリカの各省庁などによりますと、予算が成立しなかった場合、国防や治安、医療など国の安全や国民の健康に直結する業務は継続されますが、パスポートの発行が停止される施設が出たり、全米各地の博物館や国立公園などが閉鎖されたりする可能性があるということです。


オバマ大統領 会見で危機感示す

アメリカで政府機関の一部の閉鎖が現実味を帯びるなか、オバマ大統領は、30日午後、ホワイトハウスで急きょ記者会見し、「議会が、予算案を通すという責任を果たさなければ、政府機関の一部が閉鎖されてしまう」と述べ、危機感を示しました。

そのうえで、今のままでは10月1日以降、国防などへの影響は出ないものの博物館や国立公園などは閉鎖されるという見通しを示し、「回復の勢いがつき始めた経済を腰折れさせるだろう」と指摘しました。

そして、予算を巡る与野党の攻防で野党・共和党が延期を狙っているオバマ政権の医療保険制度改革について、予定どおり実施する考えを強調し、共和党に、条件を付けずに暫定予算案を可決し、政府機関の閉鎖を回避するよう迫りました。



 
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