本能は、遺伝子に記録される



神経における信号の伝達は、2種類の方法からなっています。
電気による伝達と、化学物質による伝達です。

(ウィキペディアより)
神経細胞

軸索における伝達が前者(電気による伝達)です。
これは同一細胞内で、離れた部位へ信号を伝達する際に使われます。
スピードは、こちらの方が圧倒的に速いです。

一方、シナプスにおける伝達が後者(化学物質による伝達)です。
これは細胞間における信号の伝達に使われます。
こちらは逆に、比較するとかなり遅い。

 化学→電気→化学→電気→化学→電気→化学→電気→化学→電気→化学→電気→化学→電気→化学→電気→・・・

これら2つの方法を用いているんですね。
パソコンに例えると、光回線による伝達とフロッピーディスクによる伝達、これらを交互に使って伝達しているようなものです。

何故こんなめんどくさい方法を採っているのか、長い間不思議だったんですが、、、

ある回線を使うなら、途中で何回も変換していると効率が悪くなります。
スピードも遅くなるし、間違いも多くなる。
一般的には、こういうものですね。

それなのに、神経の伝達においては、わざわざこの効率の悪い方法を用いているんですね。
そしてそれでいて、決して遅くはないし、間違いも少ないというか、ほぼないと言っていいくらい正確です。

誰だって、釘を踏めば痛いですね。
百回踏もうが千回踏もうが、それを1回でも熱いだとか痒いだとかと、間違えることはないですね。


学校の教育だけだと、ある重要な視点が抜け落ちるんですが。
それは、信号の『伝達』だけではないという点です。

重要なのは、すべての神経細胞が、化学物質を使って同じ情報を『共有』しているという視点です。
少なくとも細胞間を伝達する間、一時的ではあっても、この化学物質にある情報が『保存』されているんですね。
そしてそれは、伝達に関与するすべての細胞において、同一のはずです。

この化学物質を神経伝達物質と呼びます。

一方、電気による伝達は、そのままでは保存ができません。
情報を伝えたら、それでおしまいです。

これら両者の関係って、パソコン/インターネットに仕組みによく似ているとは思いませんか?

化学伝達 = フロッピー、CD/DVD、ハードディスク、等のメディア ⇒ 遅いが、保存ができる
電気   = 光回線、ADSL回線、無線回線(電波)、等の通信回線  ⇒ 速いが、保存ができない

重要なのは、化学物質であれば、情報の保存ができるという点です。
電気では無理なんですね。


下記に主な神経伝達物質を示しました。

神経伝達物質

これらのほかにもたくさんあるんですが、いずれにせよ私の気付きはこの一点です。
アセチルコリンを除き、ほぼすべての神経伝達物質は、アミノ基(-NH2)かカルボキシル基(-COOH)を有する。

・・・で、それがどうしたって言われそうですが。(笑)

化学を専攻している人でも、知っている人は意外に少ないんですが。
窒素(N)や酸素(O)など、いわゆるこういうヘテロ原子についている水素(H)は、容易に移動(置換)するんです。
水酸基(-OH)の水素も同じです。

同じような官能基があれば、相手側の水素と交換(置換)するんですね。

つまり、水素原子ならば、単に隣の細胞表面だけで留まらず、細胞の奥深くまで入っていくことができることになります。
神経伝達物質を離れ、移動ができるんですね。
一般的には、隣の細胞表面へ移動するだけだとしか、認知されていませんが。

これらの関係は、フロッピーディスクとその中のデータの関係に似ていますね。
本当に必要なのはデータ(水素原子)ですが、読み込むためには専用のメディア(神経伝達物質)が必要です。

水素原子が、記録媒体として使われているのかもしれない。
こういうことです。


ヘリウムやネオンなどの不活性ガス。

これら原子内のリュウシは、バランスが取れているので、安定的に回ります。
すなわち、記録は長期間できるはずです。

その代わり、記録するのは難しいはずです。
何故ならば、他の原子と反応しないからです。

不活性なんですね。
化合物を作りません。

同じ理由で再生するのも困難です。

パソコン周辺機器でいうと、一時期流行りましたが、MO(光磁気ディスク)の特性とよく似ていますね。


一方、水素原子は、全くその逆です。

原子内のバランスは悪く、回転は不安定です。
その代わり、多くの原子とさまざまな化合物を作ります。

パソコン周辺機器でいうと、こちらはハードディスクやUSBメモリですね。
磁気や高温高湿を避けないと、長期間の保存には耐えません。
しかし逆に言うと、条件さえそろえば、比較的長期間保存ができるということにもなります。




ところでここで突然話が変わりますが、虫眼鏡には『焦点』がありますね。
この点で、像の上下左右がひっくり返ります。

この焦点。
突き詰めると、原子1つ分になりますね。

このたった一点に、像のすべてが凝縮されていることになります。

神経の軸索における電気信号。
この1次元的なものを例えるならば、弦楽器の弦。

両端の支点には、すべての情報が集まります。
これも突き詰めると、原子1つ分になりますね。

すべての信号は、この一点に集まり、そして振動します。
ここに神経伝達に関与する原子があれば、その原子内に信号が記録される。

こういう現象が起こっているのかもしれませんね。
ちょうどレコードの溝のように、原子内リュウシの回転面に、、、。

とにかく、テレビやラジオの電波で分かるとおり、ある周波数の上に音や画像などの情報(振動)が乗せられるんです。
そしてそれは遠く離れたところまで届き、そこに装置があれば元のとおりに再生ができる。
こういう事実があります。

これはきっと、生体内でも同じはずですね。




以前にこんな内容を紹介しました。
『水には意識がある』

江本勝氏です。

ご存じのとおり、水は水素と酸素からなっています。

まぁ、本当に意識があるかどうかは別として、実際に水の結晶はさまざまな造形美を示します。
これは事実です。

雪の結晶

その造形美の原因が、原子内に封じ込められたごくごく小さな揺れ(振動)。
この揺れに基づくものであるならば、意識があるかどうかは別として、何らかの振動、すなわち記憶(記録)があると考えてもよいのかもしれませんね。



生物は本能をもっています。
高等生物になるほど、その存在は明白ですね。

イヌはイヌ、ネコはネコ、ウシはウシ、ウマはウマ、、、。
いずれの種の動物も、生まれながらにして、その親(祖先)の世代の記憶をもっています。
これは疑うことのできない事実ですね。

でもいったいどうやって、伝わっているのでしょうか?
最も考えられるのは遺伝子、すなわちDNA。
というか、遺伝子以外にありえないですね。

でも今まで、文章の表現として遺伝子に記録されているとはいっても、分子生物学的には即座に否定されてきました。
現在の分子生物学では、説明がつかないのです。

さて、ではここで私が新しい説を提唱しましょう。

本能は、遺伝子に記録される。
そのメカニズムです。
まぁ、ざっくりと中間のプロセスは省略しますが。

生化学的には、減数分裂時に、神経伝達物質の水素原子がDNAに転移していることを示せば良いでしょう。
アイソトープを用いるのが簡単ですが、同位体効果が邪魔になりますが。

下記はDNAの構造です。

 (ウィキペディアより)
相補的塩基対3

 (ウィキペディアより)
DNAの立体構造

私が注目するのは、塩基対間の水素結合です。
ここに水素原子があります。

これらの水素原子はDNAの中心部に存在し、容易には他の原子は近づけません。
いわば、隔離されている状態です。
すなわち、記録の保存には適した場所だと言えましょう。


ヒトのゲノムには、30億もの塩基対が存在します。
膨大な数ですね。

しかしその中で、生体を構成する材料となるタンパク質をコードしている部分は、そのうちのたった1.5%に過ぎません。
残りの98.5%は、その存在意義が分からないんですね。

でも本当の役目は、記録媒体となる水素原子の保存にある。
そう考えるとよいのかもしれません。



神経細胞は分裂しません。
というか、分裂が制御されています。

再生しないんですね。
その原因は、記憶の保存にあると言われています。

分裂を繰り返していると、失なわれるからです。
ある段階まで成長すると、分裂が止まります。

これも同じ考えの延長線上にありますね。

分裂時には必ず、二重らせんがほどける必要があるからです。
ほどけると、水素原子がむき出しになり、他の原子分子からの攻撃(酸化・還元)に曝されやすくなります。



生物のもつ本能。
生まれながらにしてもっている親(祖先)の記憶です。

生殖細胞に伝わっているはずですね。
ほかには考えられません。

親のもつ記憶。
神経細胞の中にあります。

これが生殖細胞に移り、この世代のもつ本能となる。




ここまで来るともう分かりますね。
男性が急所を蹴られると痛い理由。

それは、神経細胞が集まっているからです。
後世に記憶(記録)を伝えるためです。

男の精子は、24時間365日、絶えず作られているんですね。
毎日何億個も作られ、ひと時も休む暇はありません。

だから、蹴られると痛いんです。

一方、女性の卵子。
生まれたときから増えることはありません。
むしろ逆に減ってゆきます。

親の記憶が、そのまま孫へ伝わることになります。

したがって、卵細胞の形成には、基本的に神経細胞は不要です。
卵巣は蹴られても、男性ほどは痛まない。

そういう気がします。



生物学的には、メスが先祖代々の保守的な記憶を伝え、オスはその世代で得た新しい記憶をもアグレッシブに(積極的に)伝える。
こういう役割分担をしている。
後世へ優れた記憶を伝えるという意味では、老獪なオスと若い♀の組み合わせが、良いということですね。

こういうことになります。
まぁ、私の妄想かも知れませんが。(笑)

 
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