ギリシャ問題
昨夜のNY株式市場は、欧州中央銀行が支援を表明したことから、大きく反発した。
さて、いつまでもつのだろうか?
Walk in the Spiritさんによると、1週間ないし1ヶ月なのだそうだ。
1998年の日本マーケットの場合、まさにそうだった。
同じ運命を辿る可能性がある。
ついでに欧州負債の図を拝借。
(原典はこちら http://market-uploader.com/neo/src/1273343838039.png)
ギリシャ(20兆円)もポルトガル(25兆円)も、規模としては小さいことがよく分かる。
本丸は、イタリア(120兆円)とスペイン(100兆円)。
でも、これらも日本(880兆円)と比べると、大した額ではないのだが。

いくら支援の金額が大きくても、ユーロ圏の場合、非常に脆(もろ)い。
米国や日本と異なり、ユーロ圏は、加盟各国の意思統一が難しい。
容易に意見がまとまるとは思えない。
意見がまとまらなければ、まさに絵に描いた餅であり、支援は行われない。
ギリシャ国民でさえ、返済のために必要な自国の増税に反対なのに、それを放っておいて他国が支援するわけはないだろう。
ましてや、どこの国も財政は逼迫しているのだ。
さきほど、ギリシャ国債とポルトガル国債の格下げ検討のニュースが流れてきた。
ギリシャは投資不適格となる見込みだそうだ。
これらを保有している金融機関は、自動的に売らざるをえなくなる。
状況によっては、投げ売りだ。
5月18日、ギリシャデフォルトが視野に入ってきた。
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